シンプルでモダンな印象で、挿絵として人気のフラットイラスト。本記事では、フラットイラストをAI生成するためのプロンプトのコツを紹介します。

フラットイラストをAI生成するためのプロンプトのコツ

フラットイラストとは
フラットイラストとは、立体感を排除した平面的(フラット)なスタイルのイラストを指します。
シンプル・モダンな雰囲気を出したい時に、Webサイトや各種資料などで挿絵として使われることが多く、とても人気なスタイルです。
フラットイラストを無料配布しているサイトもあり、unDraw などが有名です。以下は、unDraw のイラストの例です。

本記事では、このunDrawのようなフラットイラストを生成するためのプロンプトについて解説していきます。
フラットイラストを生成するプロンプトの例
今回は、画像生成AIとして、Gemini(Nano Banana)を使っていきたいと思います。
ChatGPTなどでも問題ありませんが、AIモデルが異なると出力されるイラストの雰囲気が異なってくるため、その点はご了承ください。
フラットイラストを生成するためには、たとえば以下のようなプロンプトを入力します。
a slim businessman with beige skin and black short hair in black pants sitting on a sofa and using a laptop, a simple upward-trending line graph floating in the background, solid white background, blue and grey color palette, flat design vector illustration without outlines, no shadows, faceless
(※ 日本語プロンプトでも問題なく動作するAIもありますが、基本的に英語の方が精度が良い(はず)なので、今回は英語としています。)
このプロンプトを入力したところ、以下のようなイラストが生成されました。

雰囲気としては、unDraw にそれなりに近しいイラストを生成することができたかと思います。
それでは、プロンプトについて解説していきます。
フラットイラストを生成するプロンプトの解説
今回のプロンプトは、①被写体 → ②背景 → ③カラーパレット → ④アートスタイル の順番で指定しています。
(ちなみに、この順番は、マウスコンピューターさんの記事を参考にしていますが、順番を入れ替えても、そこまで大きな違いは生まれなさそうでした。)
①被写体は、a slim businessman with beige skin and black short hair in black pants sitting on a sofa and using a laptop(ベージュ色の肌で、黒い短髪で、黒いズボンのスリムなビジネスマンが、ソファに座りながらノートパソコンを使っている)の部分です。
この部分は、「フラットイラストかどうか」には関係なく、「被写体が何をしているのか」を表現しています。
次に、②背景は、a simple upward-trending line graph floating in the background, solid white background(シンプルな右肩上がりの線グラフが背景に浮いていて、背景色は単色の白)の部分です。
この部分も、「フラットイラストかどうか」にはあまり関係がありませんが、unDraw のように背景を真っ白にしたいのであれば、例の同様に solid white background を入れると良いでしょう。
そして、③カラーパレットは、blue and grey color palette(青とグレーのカラーパレット)の部分です。
unDraw のようなフラットイラストは、白・黒・グレーを基調としてアクセントカラーを1色だけ使う傾向がありますが、私がいくつか試したプロンプトの中では、blue and grey color palette のように指定するのが、最もそれっぽいイラストに仕上がりました。
最後に、最も重要な ④アートスタイルは、flat design vector illustration without outlines, no shadows, faceless(フラットデザインで線なしのベクターイラスト、影なし、顔なし)の部分です。
ここがフラットイラストの肝となる部分です。ここに関しても、いくつかのプロンプトを試したのですが、このプロンプトが最も的を得たイラストとなりました。
思い通りのイラストが生成されない時
AIも完璧ではないので、思い通りのイラストが生成されないことも多々あります。
そんな時は、以下を試してみてください。
「どんなプロンプトを書くべきか」をAIに聞いてみる
まったく同じプロンプトで何回か試してみる
AIモデルを変えてみる(例:Gemini から ChatGPTに)
生成されたイラストに対して指示を出して再生成する
ベクター形式に変換し、デザインソフト上で修正する
「AIに完璧を求めない」ことが重要ですね。
まとめ
本記事では、フラットイラストをAI生成するためのプロンプトのコツを紹介しました。
具体的には、カラーパレットとアートスタイルの指定が重要ということでした。この部分の指定は忘れないようにしましょう。