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NotionをやめてObsidianに移行した理由と手順

NotionをやめてObsidianに移行した理由と手順

渡邊陽平
渡邊陽平

業務に関わるメモや資料を管理するために、個人でNotionを使っていましたが、このたび、NotionからObsidianに移行しました。

本記事では、移行した理由と手順を紹介します。

なぜ Notion をやめたのか

Notion は、メモ、ドキュメント、タスク管理、データベースなど、さまざまな情報をまとめて管理できる便利なサービスです。私は、業務に関わるメモや資料の管理に利用していました。

そんな便利な Notion をやめた理由は、先日の記事「ブログの記事管理をmicroCMSからGit(マークダウン)に移行した理由と手順」でご紹介した microCMS をやめた理由とほぼ同じで、以下の3点に集約されます。

1. サービス停止のリスク

Notion自体が攻撃を受けるなどしてサービスが停止すると、必要な情報にアクセスできなくなるという大きなリスクがあります。

2. 情報漏洩のリスク

サービス側で情報漏洩が起きるリスクもあります。特に、取引先に関するデータなどを保存している場合は、万が一漏洩したときの影響が大きくなってしまいます。

3. 個人利用には多機能すぎた

よくよく考えてみると、Notionの機能の多くを使いこなせていませんでした。個人で使うだけなので、多機能なツールは、そもそも必要なかったのです。

以上の3点をまとめると、Notionに不安があるというよりも、最近のWebサービス全体に不安があり、本当に必要でなければ外部サービスを利用しない方向に動いた、というのが正確かもしれません。

なぜ Obsidian にしたのか

できるだけ外部サービスに依存しないことを考えると、理想はローカルで管理することです。

そこで選んだのが、Obsidian です。Obsidianは、ローカルに保存したマークダウンファイルを、快適に書いたり整理したりできるアプリです。

Obsidianには、以下のようなメリットがあります。

1. ローカルのマークダウンとして保存できる

Obsidianでは、メモがすべてローカルのマークダウンファイルとして保存されます。データが自分のPCの中にあるため、サービス停止や情報漏洩といった、外部サービス特有のリスクを減らすことができます。

2. Obsidian自体が終了しても大丈夫

マークダウンは、ただのテキストファイルです。万が一Obsidianというアプリ自体がなくなってしまっても、他のテキストエディタやアプリでそのまま開くことができます。特定のサービスやアプリに縛られないという点は、大きな安心材料でした。

Obsidian のデメリット

一方で、Obsidianにはデメリットもあります。ここでは、主な2点と、それぞれの対策を紹介します。

1. ローカルだけの保存は、別の意味で怖い

外部サービスのリスクは減らせる一方で、PCの故障や紛失によって、データが一気に失われてしまうかもしれません。

そのため、外付けSSDに定期的にバックアップをとるなどの対策を検討しています。前時代的かもしれませんが、一周回って、これが一番確実な方法のような気がしています。

2. 共有や共同編集ができない

Notionではできていた共有や共同編集ができなくなる点も、デメリットです。

こちらについては、必要な部分だけ、Googleのサービス(スプレッドシートやドキュメントなど)に切り替えようと思っています。すべてを外部サービスに預けるのではなく、共有が必要なものだけを外に出すというイメージです。

移行の手順

ここからは、実際に行った移行の手順を簡単に紹介します。

Notionのデータをマークダウンで書き出す

Notionには、データをマークダウンで書き出す機能があるため、こちらを使いました。子ページなども含めて、まるごとZIPでダウンロードできるので、とても便利でした。

Obsidianで開く

ダウンロードしたZIPを解凍し、Obsidianで管理しているフォルダの中に置けば、Notionで書いていたメモをそのまま閲覧・編集できるようになります。

ただし、いくつかのページで、表のレイアウトが崩れていたり、大カッコ(ブラケット)で囲んだ部分がリンクとして扱われていたりと、若干の調整が必要でした。そのため、移行後はできるだけ多くのページを目視でチェックすることをおすすめします。

まとめ

本記事では、NotionからObsidianに移行した理由・手順をご紹介しました。Notionにはマークダウンで書き出す機能があるため、移行のハードルは意外と低いと感じました。外部サービスへの依存を減らしたい方は、ぜひ検討してみてください。

この記事を書いた人
渡邊陽平
渡邊 陽平
株式会社フォカッチャ代表。九州大学卒業後、都内の音楽関連企業にてWebエンジニアとして勤務。独立後、個人事業主を経て株式会社フォカッチャを設立。音楽業界や中小企業・スタートアップ向けにWebシステム開発を行っています。