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ノーコードツール「STUDIO」のデメリットとは?実際に使ってわかったデメリットを紹介!

STUDIO(スタジオ)というノーコードツールをご存知でしょうか?STUDIOを使えば、コードが書けなくても、誰でもホームページを作ることができます。

実際に僕もSTUDIOを使って、会社のホームページを作成して公開していました。使い勝手も非常に良い印象でした。

一方で、STUDIOにいくつかのデメリットを感じました。そして結局、僕は自分でホームページを作り直すことに決めました。

本記事では、僕が実際に使ってわかったSTUDIOのデメリット4つをご紹介します。もし、今からSTUDIOでホームページを作ろうとしている方がいたら、必見の内容になるかと思います。ぜひご覧ください。

また、弊社では、月額制(サブスク型)ホームページ制作・運用のサービスを行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

1. 学習コストが高い

まず1つ目のデメリットは、学習コストが高いことです。つまり、STUDIOを使いこなすためには、それなりの勉強をする必要がある点が、デメリットとなります。

僕も実際にSTUDIOで作ってみたのですが、Web制作を10年やってきた身の僕でさえ、ヘトヘトになってしまいました...。

例えば、

  • ここの背景ってどうやって変えるんだっけ?

  • スマホとPCでレイアウト変えるのってどうやるんだっけ?

などと、全てを調べながら進めるため、制作スピードは思ったより遅いと思っておいた方が良いでしょう。経験者でさえこうなってしまうため、Web制作の知識がない場合は、さらに時間がかかることが想定されます。

確かに、自分でホームページを作れるようになり、自分で自由に更新できるようになれば、制作会社に頼むよりも遥かに安価で済むため、メリットは大きそうです。ですが、前述したように、そのレベルまで到達するまでには、相応の時間と根気が必要となります。

そして、完成すればまだ良い方ですが、最悪の場合、時間だけ浪費してホームページを完成できない場合もあります。さらには、完成したとしても、見にくくわかりづらい、効果の出ないホームページになってしまう可能性も十分にあります。

このようなリスクを避けるためにも、やはり制作会社に依頼するのがおすすめと言えます。「餅は餅屋」と言いますし、専門的なことは専門家に任せて、浮いた時間を事業そのものに充てるのがベストだと考えています。

2. 最適なサイト構成やデザインは、自分で考える必要がある

2つ目のデメリットは、最適なサイト構成やデザインは、自分で考える必要があることです。

STUDIOには、テンプレート(雛形)がいくつも用意されているため、スタイリッシュなサイトを、すぐに作ることが可能です。とにかく早くホームページを持ちたい、というニーズにはうってつけです。

ですが、テンプレート通りにホームページを作れることはあまり無いと思っています。

例えば、

  • テンプレートのこのセクションをコピペして使いたい!

  • テンプレートにはテキストを入れる場所が一箇所しか無いが、もう一つ追加したい!

  • テンプレートには画像を入れる場所が無いが、ここに画像を入れたい!

など、テンプレートからずれた要望が頻繁に出てきます

こういった場合に、最適なサイト構成やデザインを、自分で考えて作っていく必要がありますが、この作業は、Web制作を経験したことのない方がするには、少し難しい作業だと思っています。

なぜかというと、サイト構成やデザインというのは、それなりに専門的な分野だからです。知識を持ち合わせていれば別ですが、そうでない場合は、サイト自体が崩れていってしまう可能性もあります。

3. STUDIOに依存してしまう

3つ目のデメリットは、STUDIOに依存してしまう点です。

これは、サービスを使う以上は仕方のないことかもしれませんが、例えば、STUDIOがサービス終了してしまうと、ホームページがどうなるか、保証は一切ありません。運営がしっかりしていれば、データのエクスポート等のサポートをしてくれるかもしれませんが、現実問題では何が起こるかは分かりません。デザインも作り直しになるかもしれません。

また、STUDIOは現時点(2024年2月)では、非常に人気のあるサービスのため、アクセス数が集まりすぎてサイト自体が重くなっていく、という可能性も考えられます。または、STUDIO自体に攻撃が仕掛けられ、STUDIOの全てのサイトがダウンする、という危険性もゼロではありません。人気のサービスは狙われやすいのも事実です。

いずれにしても、STUDIOというサービス自体に依存することは、デメリットと言わざるを得ません。

4. 欲しい機能がない場合がある

そして4つ目のデメリットは、欲しい機能がない場合があることです。

例えば、現時点(2024年2月)では、「ブログ記事をアクセス数の多い順に表示する」という機能はありません(当社調べ)。

このような機能は、ブログ系のサイトではよくある機能かと思いますが、STUDIOでは実装ができないということになります。今後のアップデートで機能が追加される可能性はありますが、いつになるか分からない状況です。

ホームページは、事業とともに成長していくものですが、これだとホームページに足を引っ張られてしまう、ということにもなりかねません。

STUDIOはまだまだ発展途上で、機能面での制限も多そうですので、STUDIOを使われる場合は、よく検討されてから使われることをおすすめします。

まとめ

ノーコードツール STUDIOのデメリットをご紹介しました。

とても便利なサービスであることは間違いないですが、個人的には、制作会社向けのサービスかなという印象を持っています。

もし、「ホームページをSTUDIOで作ろうと思っていたけど、STUDIOを使わずに誰かに依頼したい!」という方がいらっしゃいましたら、弊社では、月額制(サブスク型)ホームページ制作・運用のサービスを行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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  • 渡邊 陽平
    渡邊 陽平
    株式会社フォカッチャ代表
    Webエンジニア|Webデザイナー|個人開発|九大芸術工学部 (音響設計) 卒|元TuneCore Japan|趣味は作曲|Next.js / NestJS / Supabase / Unity / Flutter